5.部門別・工程別原価管理制度構築

部門別・工程別原価管理制度構築

E社は、部門別および工程別に製造管理を行っている一方で、毎月の原価計算は売価還元法による還元率を採用することと、実地棚卸によって行われていた。そのため、E社の月次試算表を作成する際、月単位で売価還元率が変動し、原価計算数値にブレが生じ、そのことにより予算実績の乖離が発生していた。

業種 印刷業 従業員 100人
年商 50億 創業 40年

改善に向けての取り組み

E社から、問題解決の上で原価管理をどのように行っていくべきかの相談を受けた。そこでE社の工場へ出向き、原材料から製品が完成するまでの一連の流れの実地調査およびヒアリングを行った。
現状把握をしたうえで提案した事項は、「部門別・工程別原価管理制度構築」であった。
まずはE社の製造部門及び製造工程の管理状況に着目し、原材料の払い出し、製造進捗度、現品管理、製品入出庫、在庫等の情報から原価計算フロー、管理帳票の精査を行った。その上で今回の部門別、工程別原価計算に必要な情報を再設定し、原価集計単位、間接費配賦方法などの検討に入った。
それらの情報を元に、原価計算業務フロー、原価計算手順書等を作成し、各部門・各工程が共通した情報を共有できるよう支援を行った。

改善までの流れ

step1 現状分析
  • 原価価管理案の検討
  • 部門別・工程別運営状況把握
step2 原価計算制度の検討
  • 原価計算基本構造の策定
step3 業務・システム設計
  • 部門別・工程別の必要帳票類の整備
step4 部門別・工程別原価計算制度運用
  • 原価計算手順書等の作成支援
  • 運用後フォロー実施
  • 財務会計への受入

問題解決後

工程別・部門別原価計算を実施したことによって、仕掛在庫の把握が可能になったこと、部門別損益を把握し事業予算対比が可能になった。

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